『わたし、お月さま』(絵本)お月さまがお空にもどってくるのを、おじいさんは、いつまでも、ずっとずっと、まっているよ青山七恵 (文)刀根里衣 (絵)あらすじ&感想ひとりぼっちでさびしがりやのお月さま。むかし自分を訪ねてきたことのある宇宙飛行士さんに会うために、地球へ飛んでいくことにしました。お月さまは世界中を回って、あこがれの人を探し続けます。そうしているうちに、人間たちはお月さまが輝いていたときのことを忘...

貫井徳郎さん『失踪症候群』症候群シリーズ1若者の失踪、その背後にあるものとは―。あらすじ&感想失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、ときに超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者...

貴志祐介さん『ISOLA(イソラ)十三番目の人格』少女のなかに宿る、十三番目の悪魔あらすじ&感想賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛...

絵本『どこでもない場所』想像してごらん。ほら、ここは まがって、ゆれて、 とんで、着地。ここから物語がはじまる。セーラ・L・トムソン (文)ロブ・ゴンサルヴェス (絵)あらすじ&感想想像してごらん。海のためいき、波のささやき、スーツケースからこぼれだしあなたを夢の世界へつれてゆく、そんな場所を……。カナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスがえがく、ここでもあそこでもない、不思議な場所。想像力にみちたイラストレーショ...

小川洋子さん『最果てアーケード』ここは、世界でいちばん小さなアーケード―。あらすじ&感想ここは、世界でいちばん小さなアーケード―。愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる。小川洋子が贈る、切なくも美しい記憶のかけらの物語。―「BOOK」データベースより―寂しくて、優しい・・・。小川洋子さんの本を読むと、「モノ」と向き合いたくなります。そう言えば、前に読んだ絵本『ボタンちゃん』でもそんな気持ちになったっけ。...

鈴木まもるさん『いのちの ふね』命はめぐり、つながっていくあらすじ&感想別れの悲しみを希望に変える。命はめぐり、つながっていく。―「BOOK」データベースより―人は生きて、やがて死んでいく。悲しいことだけど、いつか私にもそんな時が訪れます。今日レビューとともに紹介するのは、鈴木さんの絵本『いのちの ふね』です。「生」と「死」がふわりと優しい言葉で描かれていました。死んでからのこと、残された人たちのこと、そし...

江國香織さん『なかなか暮れない夏の夕暮れ』「人生」と「読書」が織りなす幸福なとき。あらすじ&感想本ばかり読んでいる稔、姉の雀、元恋人の渚、娘の波十、友だちの大竹と淳子…。切実で愛しい小さな冒険の日々と頁をめくる官能を描き切る、待望の長篇小説。―「BOOK」データベースより―江國さんの本を読むと、無意識のうちに「華子」を探している自分がいます。『落下する夕方』の華子です。特に自由奔放な女の人がでてくると、華...