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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Category: *た行の作家

『社長室の冬』堂場瞬一/巨大新聞社の崩壊とメディアの再生、結末は・・・ 

堂場瞬一さん『社長室の冬』新聞社が身売り!?あらすじ&感想日本新報の新聞記者・南康祐は、会社にとって不利益な情報を握る危険人物であるとみなされ、編集局から社長室へと異動させられる。その頃、新聞社に未来はないと判断し、外資系IT企業・AMCへの「身売り」工作を始めていた社長の小寺が急死する。九州に左遷されていた新里が急遽社長に就任することとなり、売却交渉を引き継ぐが、労働組合から会社OBまで、多方面から徹...

『獄の棘』(ひとやのとげ)大門剛明/刑務所の真実 

大門剛明さん『獄の棘』(ヒトヤノトゲ)そこは想像を超える刑務所の世界あらすじ&感想ギャンブル、脱獄、いじめ、偽装結婚―鉄条網に覆われた刑務所の内部では、外からは窺い知れない様々な事件が起こっている…。新米刑務官・武島良太が見た、塀の中の真実。横溝賞作家が放つ、傑作社会派ミステリー!―「BOOK」データベースより―面白かったです。「獄」と書いて「ひとや」と読みます。「獄の棘」とは刑務所の鉄条網のことです。鉄条網...

『図書館の魔女 烏の伝言(つてこと)』高田大介/伝言に託された真実 

高田大介さん『烏の伝言』人を真実に導くのは"剣"か"魔法"か、それとも―?超弩級リブラリアン・ファンタジーあらすじ&感想大反響を呼んだメフィスト賞受賞作『図書館の魔女』に続くファンタジー巨編!囚われた姫君を助け出す―陰謀に荒む港町を山の民と兵士と、みなしごたちが駆け抜ける。―「BOOK」データベースより―『図書館の魔女』の続編である『烏の伝言』。本作も600ページ超えのボリューミーな一冊です。前作のレビューはこちら...

『図書館の魔女 下』高田大介/言語学者が描く言葉のファンタジー 

高田大介さん『図書館の魔女 』3、4巻第3部「文献学講義と糸繰る者達」第4部「円卓会議と双子座の館の対決」あらすじ&感想「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。二人だけの秘密が、互いの距離を近付けていく。だが、一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。迫る危険と渦巻く...

『図書館の魔女 上』高田大介/マツリカとキリヒトが奏でる指話の世界 

高田大介さん『図書館の魔女』1、2巻第1部「図書館の魔女と手の中の言葉」第2部「地下の羇旅と暗殺者の所在」あらすじ&感想鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。ファンタジー界を革新する大作、第45...

『時をかける少女』筒井康隆 / 甘く切ないラベンダーの記憶 

筒井康隆さん『時をかける少女』じゃあ、いってしまおう。きみが、好きになったからさあらすじ&感想放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な...

『ロートレック荘事件』筒井 康隆 / 鮮やかな叙述トリック 

筒井康隆さん『ロートレック荘事件』銃声が二発! 夏の終わり、美しい洋館で 惨劇が始まる……。あらすじ&感想夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読...

『ぼくのメジャースプーン』辻村深月 / 壊れた心と効果的な罰 

辻村深月さん『ぼくのメジャースプーン』「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。あらすじ&感想ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。―「BOOK」データベースよ...

『モナドの領域』筒井 康隆 / 時空を超えて 

筒井康隆さん『モナドの領域』すべてはわしが創ったんだ。これを愛さずにいられるものかねあらすじ&感想河川敷で発見された片腕、美貌の警部、不穏なベーカリー、奇矯な行動を繰り返す老教授―平凡な日常が突如かき乱された街に“GOD”は降臨し、すべてを解き明かしていく…。筒井さん自ら、「わが最高傑作にして、おそらくは最後の長篇」と言っていた小説。新潮社 2015 10月号の雑誌に掲載されて、ファンの間では話題になっていたよ...

『誤断』堂場 瞬一 / 正義か、隠蔽か・・・ 

堂場瞬一さん『誤断』あの決断が衰退のはじまりだったあらすじ&感想 自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている?副社長直々に調査を命じられた槙田は、各地の警察に赴き、密かに自社製品の使用履歴を調べる。経営不振で外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だった。槙田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃してきて…。 なかなか...