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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Category: *な行の作家

「犯罪症候群」原作『殺人症候群』貫井徳郎/響子と渉の復讐と悲しい結末 

貫井徳郎さん『殺人症候群』ドラマ「犯罪症候群 season2」原作復讐は悪なのか―あらすじ&感想殺人を他人から依頼されて代行する者がいるかもしれない。警視庁の環敬吾は特殊工作チームのメンバーを集め、複数の死亡事件の陰に殺し屋の存在がないか探れと命ずる。事件の被害者はみな、かつて人を死に至らしめながらも、未成年であることや精神障害を理由に、法による処罰を免れたという共通点があった―愛する者を殺されて、自らの手...

『誘拐症候群』貫井徳郎/誘拐事件と衝撃の結末/犯罪症候群 season1原作 

貫井徳郎さん『誘拐症候群』症候群シリーズ2(犯罪症候群 シーズン1 原作)正義に罪はないのか?あらすじ&感想警視庁人事二課の環敬吾が率いる影の特殊工作チーム。そのメンバーのある者は私立探偵であり、托鉢僧であり、また肉体労働者である。今回の彼らの任務は、警察組織が解明し得なかった、自称・ジーニアスが企てた巧妙な誘拐事件。『症候群シリーズ』第二弾。再び現代の必殺仕置人が鮮やかに悪を葬る。―「BOOK」データベー...

『失踪症候群』貫井徳郎/なぞのチームと失踪する若者たち/症候群シリーズ1 

貫井徳郎さん『失踪症候群』症候群シリーズ1若者の失踪、その背後にあるものとは―。あらすじ&感想失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、ときに超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者...

『東京すみっこごはん』成田名璃子/愛情たっぷりの料理と優しい結末 

成田名璃子さん『東京すみっこごはん』美味しいって不思議だ。ただそれだけのことなのに、気持ちが満たされて、力が湧いてくる。あらすじ&感想商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密...

『本を守ろうとする猫の話』夏川草介/本を愛する人々 

夏川草介さん『本を守ろうとする猫の話』お前は、ただの物知りになりたいのか?あらすじ&感想「お前は、ただの物知りになりたいのか?」 夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力...

『翼がなくても』中山七里/御子柴礼司VS犬養隼人/アスリートの情熱 

中山七里さん『翼がなくても』左足を奪われた女性アスリートはふたたび羽ばたけるのか!?あらすじ&感想「何故、選りにも選って自分が。何故、選りにも選って足を」陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断したのだ。加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払...

『セイレーンの懺悔』中山七里/マスコミと裁かれない罪 

中山七里さん『セイレーンの懺悔』少女を本当に殺したのは誰なのか―? あらすじ&感想葛飾区で発生した女子高生誘拐事件。不祥事により番組存続の危機にさらされた帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」の里谷太一と朝倉多香美は、起死回生のスクープを狙って奔走する。多香美が廃工場で目撃したのは、暴行を受け、無惨にも顔を焼かれた被害者・東良綾香の遺体だった。綾香が“いじめられていた”という証言から浮かび上がる、少年少女のグ...

『ヒポクラテスの誓い』中山七里/死体は真実を語るのか 

中山七里さん『ヒポクラテスの誓い』死体は真実を語るのか。あらすじ&感想栂野真琴は浦和医大の研修医。単位不足のため、法医学教室に入ることになった。真琴を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎教授と「死体好き」な外国人准教授キャシー。傲岸不遜な光崎だが、解剖の腕と死因を突き止めることにかけては超一流。光崎の信念に触れた真琴は次第に法医学にのめりこんでいく。彼が関心を抱く遺体には敗血症や気管支炎、肺炎とい...

御子柴礼司シリーズ『恩讐の鎮魂曲』中山七里 / 真実の行方 

中山七里さん『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』医療少年院の恩師・稲見が殺人で逮捕された―あらすじ&感想韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか?『贖罪の奏鳴曲』シリーズ最新作!!圧倒...

『荒地の恋』ねじめ正一 / 詩人・北村太郎の恋の行方と結末 

ねじめ正一さん『荒地の恋』どうやら僕は、恋に落ちたようだあらすじ&感想 五十三歳の男が親友の妻と恋に落ちた時、彼らの地獄は始まった。詩神と酒神に愛された男・田村隆一。感受性の強いその妻・明子。そして、北村太郎は明子に出会って家庭も職場も捨て、「言葉」を得る―。宿命で結ばれた「荒地派」の詩人たちの軌跡を直木賞作家が描く傑作長篇小説。第三回中央公論文芸賞受賞。本格的な恋愛小説を読んだのは久しぶりです。豊...

『消失グラデーション』長沢 樹 / 揺れ動く心と驚きの結末 

長沢樹さん『消失グラデーション』先入観にとらわれずに読むことをおすすめしますあらすじ&感想 私立藤野学院高校のバスケ部員 椎名康は、ある日、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる少女を助けようとするが、少女は目の前から忽然と消えた。監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件。複雑に絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む。第31回横溝正史ミステリ大賞受賞作。 ・・・騙...

『アポロンの嘲笑』中山七里 / 命をかけた使命 

中山七里さん『アポロンの嘲笑』 もう、人が死ぬのを見たくないんだ あらすじ&感想“管内に殺人事件発生”の報が飛び込んできたのは、東日本大震災から五日目のことだった。被害者は原発作業員の金城純一。被疑者の加瀬邦彦は口論の末、純一を刺したのだという。福島県石川警察署刑事課の仁科係長は邦彦の移送を担うが、余震が起きた混乱に乗じて逃げられてしまう。彼には、命を懸けても守り抜きたいものがあった―。この物語の背景...

『少年アリス』(改造版) 長野まゆみ / 美しい言葉に魅入られて 

長野まゆみさん『少年アリス』(改造版) 繊細で美しいことばで綴るファンタジーの世界へあらすじ&感想夜の学校をのぞいてごらん。今夜も少年たちが夜空に星をぬいつけているよ。『少年アリス』改造版。素敵なファンタジーですね。「理科室」や「カラスウリ」「二人の少年」など、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』を思い描くような物語でした。私が読んだのは『少年アリス』改造版で、『少年アリス』を大幅に改稿したものです。改稿...

『雪花草子』(きらぞうし) 長野 まゆみ ☆ 美しく残酷なおとぎ草子 

長野まゆみさん『雪花草子』(きらぞうし) 残酷おとぎ草子あらすじ&感想大人のための残酷おとぎ草子。鬼が笑い、女狐が哄う怪異の夜々。官能と霊気渦まく幽玄の都に誘う三篇。「白薇童子」(はくびどうじ)「鬼茨」(おにいばら)「螢火夜話」(ほたるびやわ)長野まゆみさんの本です。仲良くさせてもらっている小説ブログ 「DOOR」 の limeさんにオススメ頂きました。limeさん、ありがとうございます(*^_^*)『雪花草子』なんて素敵なタ...

『月の船でゆく』長野 まゆみ / 回転木馬の思い出とココレット 

長野まゆみさん『月の船でゆく』パパと海辺の街へ行って回転木馬に乗った・・・・・一周に一度、ぼくたちは出逢って手をふるあらすじ&感想「…ぼくは月から来たんです。パパを探しに。」17歳のジャスは不思議な少年・ティコに出会う。回転木馬の調べにのって、少年をめぐる輪舞曲がはじまった―。もうすぐ父の日です。何を贈ろうかとソワソワし始めた私ですが、そんな時ふいに思い出した本がありました。長野まゆみさんの『月の船でゆ...