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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Category: *ま行の作家

『夜行』森見登美彦/永遠に続く夜と、ただ一度きりの朝 

森見登美彦さん『夜行』世界はつねに夜なのよあらすじ&感想僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「...

『楽園 』(下) 宮部みゆき/土井崎家の悲劇、そして楽園の結末は・・・ 

宮部みゆきさん『楽園 』(下)少年の目には何が見えていたのか。少女の死は何を残したのか。あらすじ&感想16年前、土井崎夫妻はなぜ娘を手にかけたのか。そして等はなぜその光景を描いたのか。二組の家族の愛と憎しみ、鎮魂の情をたぐっていく滋子。その結果、たどり着いた驚愕の結末とは・・・。それは人々が求めた「楽園」だったのだろうか―。前回に続き下巻のレビューです。『模倣犯』から9年。上巻では、等の、他人の記憶を「...

『楽園 』(上) 宮部みゆき/ライター前畑滋子ふたたび!「模倣犯」続編 

宮部みゆきさん『楽園 』(上)「模倣犯」から9年―。少年が描いた絵の真相とは・・・。あらすじ&感想未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯」事件)から9年。取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件のダメージから立ち直れずにいた。そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。12歳で亡くした息子、等が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ。かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた。―「BOOK」...

『staph スタフ』道尾秀介/悲しく切ない不可逆性変化の罪 

道尾秀介さん『staph スタフ』ランチワゴンは疾走する。危険な中学生アイドルと、数学講師を乗せて。あらすじ&感想街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計をたてる女性、夏都。彼女はある誘拐事件をきっかけに、中学生アイドルのカグヤに力を貸すことに。カグヤの姉である有名女優のスキャンダルを封じるため、ある女性の携帯電話からメールを消去するという、簡単なミッションのはずだったのだが―。あなたはこの罪を救えます...

『羊と鋼の森』宮下 奈都 / ピアノと調律師が奏でる安らぎの森 

宮下奈都さん『羊と鋼の森』ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。あらすじ&感想ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。―「BOOK」データベースより―2016年本屋大賞を受賞した『...

『6月31日の同窓会』真梨幸子 / 愛憎の末に・・・ 

真梨幸子さん『6月31日の同窓会』「案内状が届くと、死ぬ」その伝説が現実になったとき―こんな女子校、無理!!あらすじ&感想神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが―学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!女子校育ちの著者が、かさぶたを剥がしながらダーク過ぎる“女の園”を描く、ノンストップ・イヤ...

『ふわふわ』村上 春樹&安西 丸水 / 愛と幸せにあふれた絵本 

『ふわふわ』幸せとは温かくて柔らかいこと村上 春樹さん (文)安西 水丸さん (絵)あらすじ&感想ぼくは世界じゅうのたいていの猫が好きだけれど、この地上に生きているあらゆる種類の猫たちのなかで、年老いたおおきな雌猫がいちばん好きだ。―ふわふわとした、みごとに美しい毛をもつ猫が教えてくれる、いのちあるものにとってひとしく大事なこととは?あなたのなつかしく温かい記憶がよみがえる。―「BOOK」データベースより―いやされ...

『笑うハーレキン』道尾 秀介 / 偽りの顔と素の自分 

道尾 秀介さん『笑うハーレキン』アイツはいつも、ここにいるあらすじ&感想経営していた会社も家族も失い、川辺の空き地に住みついた家具職人・東口。仲間と肩を寄せ合い、日銭を嫁ぐ生活。そこへ飛び込んでくる、謎の女・奈々恵。川底の哀しい人影。そして、奇妙な修理依頼と、迫りくる危険―!たくらみとエールに満ちた、エンターテインメント長篇。―「BOOK」データベースより―ここで描かれている登場人物たちは、みんな一生懸命で...

『鏡』(カンガルー日和) 村上 春樹 / もう一人の自分 

村上春樹さん『鏡』(カンガルー日和) そこには僕がいた。つまり―鏡さ。あらすじ&感想僕が1度だけ、心の底から怖いと思ったことがある。高校を卒業して二年目の秋に、僕は中学校の夜警をやった。そこで見たものとは?村上春樹さんの短編集『カンガルー日和』の中の一つを読みました。どことなく怖さがある物語です。とても印象に残ったので、今日はこのレビューを書きたいと思います。※ネタバレあります。そこにいる誰か鏡の前に立...

『5人のジュンコ』真梨 幸子 / 翻弄される女たちの悲劇と結末 

真梨幸子さん『5人のジュンコ』あいつ、消えればいいのに。あらすじ&登場人物 なぜ私は、あの子と同じ名前になってしまったのだろう。篠田淳子は、中学時代の同級生、佐竹純子が伊豆連続不審死事件の容疑者となっていることをニュースで知る。彼女は、淳子の人生を崩壊させた張本人だった。親友だった女、被害者の家族、事件を追うジャーナリストのアシスタント……。佐竹純子と同じ「ジュンコ」という名前だったがゆえに、事件に巻...