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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Category: *あ行の作家

『夢みる葦笛』上田 早夕里 / 誰も見たことがない驚異に満ちた世界 

上田 早夕里さん『夢みる葦笛』誰も見たことがない、驚異に満ちた世界がここにある―あらすじ&感想日本SF大賞受賞作家、上田早夕里の真骨頂!妖しくも宝石のごとく魅力を放つ珠玉の傑作短編集!!人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―あなたの想像を超える全10編を収録!!―「BOOK」データベースより―初めて読む作家さんですが、かなりハイレベルな小説でした。ジャンルで言うとSF。10編からなる短編集です。そのどれもが完璧...

『クラインの壺』岡嶋二人 / 仮想世界と現実 

岡嶋二人さん『クラインの壺』あなたはもう、現実に戻れないあらすじ&感想ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み...

『アキラとあきら』池井戸潤 / 爽快な結末 / 過酷な運命を乗り越えろ! 

池井戸 潤さん『アキラとあきら』運命を、乗り越えろ!あらすじ&感想零細工場の息子・山崎瑛と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった―。感動の青春巨篇。―「BOOK」データベースより―向井理...

『錆びた太陽』恩田陸/シュールな未来と人間のようなロボット 

恩田陸さん『錆びた太陽』原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたち。彼らのもとに、ある日、謎の女が現れた。あらすじ&感想「最後の事故」で、人間が立ち入れなくなった地域をパトロールしているロボット「ウルトラ・エイト」。 彼らの居住区に、ある日、人間が現れた。 国税庁から来たという20代の女性・財護徳子。 人間である彼女の命令に従わざるを得ないロボットたち……。 彼女の目的は一体何なのか? 恩田陸の想像力が...

『最果てアーケード』小川洋子 / 思い出を求めて・・・ 

小川洋子さん『最果てアーケード』ここは、世界でいちばん小さなアーケード―。あらすじ&感想ここは、世界でいちばん小さなアーケード―。愛するものを失った人々が、想い出を買いにくる。小川洋子が贈る、切なくも美しい記憶のかけらの物語。―「BOOK」データベースより―寂しくて、優しい・・・。小川洋子さんの本を読むと、「モノ」と向き合いたくなります。そう言えば、前に読んだ絵本『ボタンちゃん』でもそんな気持ちになったっけ。...

『なかなか暮れない夏の夕暮れ』江國香織/ページをめくる官能と幸せなひととき 

江國香織さん『なかなか暮れない夏の夕暮れ』「人生」と「読書」が織りなす幸福なとき。あらすじ&感想本ばかり読んでいる稔、姉の雀、元恋人の渚、娘の波十、友だちの大竹と淳子…。切実で愛しい小さな冒険の日々と頁をめくる官能を描き切る、待望の長篇小説。―「BOOK」データベースより―江國さんの本を読むと、無意識のうちに「華子」を探している自分がいます。『落下する夕方』の華子です。特に自由奔放な女の人がでてくると、華...

『がん消滅の罠 完全寛解の謎』岩木一麻/がん消失事件の陰謀 

岩木一麻さん『がん消滅の罠 完全寛解の謎』治るはずのないがんは、なぜ消滅したのか―あらすじ&感想治るはずのないがんは、なぜ消滅したのか―余命半年の宣告を受けたがん患者が、生命保険の生前給付金を受け取ると、その直後、病巣がきれいに消え去ってしまう―。連続して起きるがん消失事件は奇跡か、陰謀か。医師・夏目とがん研究者・羽島が謎に挑む!医療本格ミステリー!2017年第15回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞...

『北斗 ある殺人者の回心』石田衣良/死刑か無期懲役か、複雑な結末 

石田衣良さん『北斗 ある殺人者の回心』僕を、死刑にしてください。あらすじ&感想両親から激しい虐待を受けて育った少年、北斗。誰にも愛されず、愛することも知らない彼は、高校生の時、父親の死をきっかけに里親の綾子に引き取られ、人生で初めて安らぎを得る。しかし、ほどなく綾子が癌に侵され、医療詐欺にあい失意のうちに亡くなってしまう。心の支えを失った北斗は、暴走を始め―。孤独の果てに殺人を犯した若者の魂の叫びを...

『十二人の死にたい子どもたち』冲方丁/安楽死を求めた子どもたち 

冲方丁さん『十二人の死にたい子どもたち』安楽死するためのルールは「全員一致」。実行か、議論か。あらすじ&感想 あらすじ廃業した病院にやってくる12人の子どもたち。初対面の子どもたちの目的は、みんなで安楽死をすること。病院の一室で、すぐにそれは実行されるはずだった。しかし、12人が集まった部屋のベッドにはすでに一人の少年が横たわっていた・・・。彼は一体何者なのか、誰かが彼を殺したのではないか。性格も価値...

『蜜蜂と遠雷』恩田陸/ピアノコンクールと音楽に満ちているこの世界 

恩田陸さん『蜜蜂と遠雷』私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?あらすじ&感想私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!―「BOOK」データベースより―これはすごい!!「著者渾身、文句なしの最高傑作!」と言うのがわかる気がします。面白いという言葉では足りないくらい面白かったです。舞台を描いた恩...

『代償』伊岡瞬 / 底知れぬ悪意の代償 

伊岡 瞬さん『代償』同じ家で育った二人の少年。一人は弁護士に、一人は犯罪者となった。あらすじ&感想平凡な家庭の小学生・圭輔は、ある事故をきっかけに遠縁の同級生・達也と暮らすことになり、一転、不幸な境遇に陥る。寿人という友人を得て苦境を脱し、長じて弁護士となった圭輔に、収監された達也から弁護依頼が舞い込んだ“私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。かつての友情に免じて、私の弁護をしていただけ...

『ハーモニー』伊藤計劃/人間の意志と完璧なハーモニー 

伊藤計劃さん『ハーモニー』天国なるものがこの世のどこかにあるとしたら、これこそが望みうる最高に近い状態なのだろう。あらすじ&感想「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」―御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監...

『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』麻見和史 / 壊れた水晶と衝撃の結末 

麻見和史さん『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』その紅い部屋は何を意味するのか―あらすじ&感想殺人現場は、部屋中真っ赤に染められた「赤い部屋」!新人刑事・如月塔子と相棒の鷹野は、遺留品の捜査を開始する。だがそれは、連続殺人の始まりに過ぎなかった―。さらに時を同じくして、都内各所で連続爆破事件が発生!姿なき犯人の無差別な犯行に、国民の警察への不信感は高まるばかり。大量の人員がテロ対策に割かれ、特捜本部は危機...

『虐殺器官』伊藤 計劃(けいかく)/虐殺の文法がもたらす平和と憎しみの世界 

伊藤 計劃さん『虐殺器官』地獄は頭のなかにある。だから逃れられないものだあらすじ&感想9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐...

『ブラック・ベルベット』恩田陸/神原恵弥シリーズ/かつての恋人 

恩田陸さん『ブラック・ベルベット』すべてが、鮮やかに一転する瞬間!この恩田マジックを見逃すなあらすじ&感想東西文化の交差点・T共和国。この国で見つかった、全身に黒い苔の生えた死体。入国後に消息を絶った、気鋭の女性科学者。ふたつを結びつけるのは、想像の域を遙かに超えたある事実だった――「BOOK」データベースより―神原恵弥シリーズ 3『ブラック・ベルベット』。このシリーズは・・・、『MAZE』『クレオパトラの夢』とあ...