Welcome to my blog

*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


Total:
現在:

Archive: 2015年06月

『雪花草子』(きらぞうし) 長野 まゆみ ☆ 美しく残酷なおとぎ草子 

長野まゆみさん『雪花草子』(きらぞうし) 残酷おとぎ草子あらすじ&感想大人のための残酷おとぎ草子。鬼が笑い、女狐が哄う怪異の夜々。官能と霊気渦まく幽玄の都に誘う三篇。「白薇童子」(はくびどうじ)「鬼茨」(おにいばら)「螢火夜話」(ほたるびやわ)長野まゆみさんの本です。仲良くさせてもらっている小説ブログ 「DOOR」 の limeさんにオススメ頂きました。limeさん、ありがとうございます(*^_^*)『雪花草子』なんて素敵なタ...

『楽園のカンヴァス』原田 マハ / アンリ・ルソー「夢」への情熱 

原田マハさん『楽園のカンヴァス』画家の情熱が注ぎ込まれた『夢』と『夢をみた』アンリ・ルソーに寄せる想いあらすじ&感想ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作品が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言した。判定するのは、ティムと日本...

藤城清治さんの絵本 /『銀河鉄道の夜』光と影の幻想的な世界 

『銀河鉄道の夜』絵本世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない原作 宮沢賢治影絵・文 藤城清治あらすじ&感想孤独な少年ジョバンニは、カムパネルラと共に銀河鉄道を行く汽車に乗って旅をする。その中で様々な人たちと出会い、みんなの「ほんとうの幸い」を願う。宮沢賢治原作の『銀河鉄道の夜』を藤城清治さんが文と影絵を手掛けた、幻想的な絵本。『銀河鉄道の夜』は、数多くの書籍がありますね。小説、絵本、...

『死命』薬丸 岳 / 犯人が抱える心の闇と刑事の執念 

薬丸 岳さん『死命』欲望のままに生きる犯人VS 刑事の執念あらすじ&感想榊信一は大学時代に同郷の恋人を絞め殺しかけ、自分の中に眠る殺人願望に気づく。ある日、自分が病に冒され余命僅かと知り、欲望に忠実に生きることを決意する。それは連続殺人の始まりだった。一方で、事件を追う刑事、蒼井凌にも病が襲いかかり、死へのカウントダウンが鳴り響く。そして事件は予想もしない方向へ・・・。とても重めのストーリーでした。読ん...

『君となら』三谷 幸喜 (舞台) / 嘘から始まる勘違いと面白さ 

三谷幸喜さん『君となら』君はいつも誰かを傷つけたくないから嘘をつく。でも、本当にそうなのか考えてごらんあらすじ&キャスト【あらすじ】小磯家の次女ふじみ(イモトアヤコ)と長女あゆみ(竹内結子)はあゆみの恋人のケニー(小林勝也)について話をしている。ケニーは実業家らしい。誰もがケニーをイケメンの青年実業家を連想していた。しかし、実はあゆみの恋人、ケニーは70歳の、しかも父親の国太郎(草刈正雄)よりも年...

『うさぎのくれたバレエシューズ』安房 直子 / 夢中になれるもの 

安房 直子さん『うさぎのくれたバレエシューズ』「こんなにたくさんのバレエシューズ、だれがはくの?」「うさぎバレエだんのうさぎたちがはくのさ」あらすじ&感想バレエが上手になりたい女の子に、ある日、バレエシューズが送られてきました。はくと体が軽くなり、不思議なことが起こるのです。大好きな安房直子さんの絵本です。『うさぎのくれたバレエシューズ』ほんわりした絵は、南塚直子さんが描いています。前に一度読んだ...

『リバース』湊 かなえ / コーヒーと友達の絆 

湊かなえさん『リバース』くだらないことかもしれないけど、二人でコーヒーを飲む時間が好きでしたあらすじ&感想平凡を絵に描いたようなサラリーマンの深瀬和久は、趣味らしいことといえばコーヒーを飲むことだった。その縁で、越智美穂子という彼女もできてようやく自分の人生にも彩りが添えられる。・・・と思った矢先謎の告発文が彼女に送りつけられた。そこにはたった一行、『深瀬和久は人殺しだ』と書かれていた・・・。久しぶりに...

『ランチのアッコちゃん』柚木 麻子 / 楽しいランチの時間 

柚木 麻子さん『ランチのアッコちゃん』食べることは生きることあらすじ&感想地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部長、通称“アッコさん”から声がかかる。一週間、ランチの取り替えっこすることに・・・。気乗りがしない三智子だったが、アッコさんの不思議なランチコースを巡るうち、少しずつ変わっていく自分に気づく。―ランチのアッコちゃんより。他3編からなる...

『月の船でゆく』長野 まゆみ / 回転木馬の思い出とココレット 

長野まゆみさん『月の船でゆく』パパと海辺の街へ行って回転木馬に乗った・・・・・一周に一度、ぼくたちは出逢って手をふるあらすじ&感想「…ぼくは月から来たんです。パパを探しに。」17歳のジャスは不思議な少年・ティコに出会う。回転木馬の調べにのって、少年をめぐる輪舞曲がはじまった―。もうすぐ父の日です。何を贈ろうかとソワソワし始めた私ですが、そんな時ふいに思い出した本がありました。長野まゆみさんの『月の船でゆ...

『神様のカルテ0』夏川 草介 / 優しさと想像する力 

夏川 草介さん『神様のカルテ0』優しさは弱さではない。相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのですあらすじ&感想『神様のカルテ』に登場する人々の物語を集めた珠玉の短編集。「有明」・・・ 医師国家試験直前の一止とその仲間たちの物語。「彼岸過ぎまで」・・・ 本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と事務長・金山弁二の物語。「神様のカルテ」・・・ 研修医として本庄病院で働くことになった一止の物語。「冬山記」・...