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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Archive: 2015年11月

『荒地の恋』ねじめ正一 / 詩人・北村太郎の恋の行方と結末 

ねじめ正一さん『荒地の恋』どうやら僕は、恋に落ちたようだあらすじ&感想 五十三歳の男が親友の妻と恋に落ちた時、彼らの地獄は始まった。詩神と酒神に愛された男・田村隆一。感受性の強いその妻・明子。そして、北村太郎は明子に出会って家庭も職場も捨て、「言葉」を得る―。宿命で結ばれた「荒地派」の詩人たちの軌跡を直木賞作家が描く傑作長篇小説。第三回中央公論文芸賞受賞。本格的な恋愛小説を読んだのは久しぶりです。豊...

『たいせつなこと』心に響く絵本 / それぞれの大切なこと 

『たいせつなこと』絵本 The Important Bookあなたに とって たいせつなのはあなたが あなたで あることマーガレット・ワイズ・ブラウン (作)レナード・ワイスガード (絵)内田 也哉子 (訳)本の紹介&感想1949年にアメリカで出版されて以来よみつがれてきた名作を、半世紀の時を超えていま、こどもたちに。たいせつなことはなにかを、やさしく詩的な文章で語りかけます。自分の周りに溢れているモノ。当たり前に存在しているから、...

『鏡』(カンガルー日和) 村上 春樹 / もう一人の自分 

村上春樹さん『鏡』(カンガルー日和) そこには僕がいた。つまり―鏡さ。あらすじ&感想僕が1度だけ、心の底から怖いと思ったことがある。高校を卒業して二年目の秋に、僕は中学校の夜警をやった。そこで見たものとは?村上春樹さんの短編集『カンガルー日和』の中の一つを読みました。どことなく怖さがある物語です。とても印象に残ったので、今日はこのレビューを書きたいと思います。※ネタバレあります。そこにいる誰か鏡の前に立...

『人魚の眠る家』東野 圭吾 / 止まった時間と奇跡の子供 

東野圭吾さん『人魚の眠る家』 この世には狂ってでも守らなきゃいけないものがある。 あらすじ&感想 娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた―。病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか―。 東野さんの本...

『回廊封鎖』佐々木 譲 / 執念の復讐劇 

佐々木譲さん『回廊封鎖』法が裁けない罪に報いを。地獄を見た人間に光を。あらすじ&感想 巨大ビルの中で、悲劇の幕があがる!3つの殺人事件には共通点があった。被害者はみな大手消費者金融の元社員であること、処刑のような殺害方法…。久保田刑事は捜査する中で、意外な犯人像に迫る。事件の連鎖は止められるのか!? 佐々木譲さんと言えば、私が連想するのは警察小説です。ですが今回は、今までとは趣旨が違うような気がしました...

『つみきのいえ』切なく心温まる絵本 / 思い出を探しに・・・ 

『つみきのいえ』絵本絵・加藤 久仁生文・平田 研也うみのなかにわすれものをとりに。La maison en petits cubesあらすじ&感想海面が上昇して、水没しかけている街に住んでいるおじいさん。その家はまるで積み木を積んだかのような家だった。ある日、下に物を落としてしまい、彼は海の中へ潜っていく。そこで彼が見た風景とは・・・・・。世界中の子供と大人が感動したアニメが絵本になりました。アヌシー国際アニメーションフェスティ...

『ガウディ計画 下町ロケット2』池井戸潤 / 救える命のために 

池井戸潤さん『下町ロケット2 ガウディ計画』ロケットから人体へ―その部品があるから救われる命がある―佃製作所の新たな挑戦!!あらすじ&感想ロケットエンジンのバルブシステムの開発から数年―。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られたのだ。ロケットエンジンの開発では、ライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。そんな時、佃の元にかつての部下から...

『誤断』堂場 瞬一 / 正義か、隠蔽か・・・ 

堂場瞬一さん『誤断』あの決断が衰退のはじまりだったあらすじ&感想 自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている?副社長直々に調査を命じられた槙田は、各地の警察に赴き、密かに自社製品の使用履歴を調べる。経営不振で外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だった。槙田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃してきて…。 なかなか...

『カッコウの卵は誰のもの』東野圭吾/スポーツ遺伝子は誰のもの? 

東野圭吾さん『カッコウの卵は誰のもの』才能ってのはさ、いわばカッコウの卵みたいなもんだと思う。本人の知らないうちに、こっそりと潜まされているわけだ。あらすじ&感想 スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。...

『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介/ 他人事でない老人介護 

羽田圭介さん『スクラップ・アンド・ビルド』「死への希望」と「生への執着」あらすじ&感想「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。日々の筋トレ、転職活動。肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!第153回芥川賞受賞作。先日、母が「面白かったよ」と言い貸してくれま...

『人生ドラクエ化マニュアル』JUNZO / 試練は冒険だ!! 

『人生ドラクエ化マニュアル覚醒せよ!人生は命がけのドラゴンクエストだ!』その試練、全部冒険イベントです本の紹介&感想定価5,500円のTVゲームに、面白さで負ける人生を送って、いいのか!?人生をドラクエ化する禁断の方法をアナタは知りたくはないか?元エニックス社員が開発! アクシデントやピンチを楽しく攻略できる、人生ゲーム化プログラム。「わぁ、これ面白そう!!」ビビビっときて手に取り、そのままレジに直行しま...