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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Archive: 2016年03月

『カエルの楽園』百田尚樹 / 平和な楽園への警告 

百田尚樹さん『カエルの楽園』平和とは何か。愚かなのは誰か。あらすじ&感想安住の地を求めて旅に出たアマガエルのソクラテスとロベルトは、平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着く。そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていた。ある事件が起こるまでは―。平和とは何か。愚かなのは誰か。大衆社会の本質を衝いた、寓話的「警世の書」。―「BOOK」データベースより―とてもすごい本を読んでしまった・...

『ボタンちゃん』小川洋子 / 思い出を見つけに・・・ 

小川洋子さん『ボタンちゃん』絵本ボタンちゃんが出会ったもの。それは・・・あらすじ&感想小川洋子初の絵本。子どものころ、はじめて考えた物語。ボタンちゃんとボタンホールちゃんはふたりでひとつ。いつもなかよしです。ところがある日、ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまって…。―「BOOK」データベースより―小川さんの言葉がやさしく心に届きます。岡田千晶さんの淡いタッチの絵も素敵で、なんだか懐かしいような気持ちになり...

御子柴礼司シリーズ『恩讐の鎮魂曲』中山七里 / 真実の行方 

中山七里さん『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』医療少年院の恩師・稲見が殺人で逮捕された―あらすじ&感想韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか?『贖罪の奏鳴曲』シリーズ最新作!!圧倒...

『ぼくのメジャースプーン』辻村深月 / 壊れた心と効果的な罰 

辻村深月さん『ぼくのメジャースプーン』「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。あらすじ&感想ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。―「BOOK」データベースよ...

『閉鎖病棟』帚木 蓬生 / 優しさと切なさと、生きていく強さ 

帚木 蓬生さん『閉鎖病棟』閉じた空間のなかで彼らは考え、そして行動した・・・あらすじ&感想とある精神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。その日常を破ったのは、ある殺人事件だった…。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは―。現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさに溢れる語り口、感涙を誘う結末が...

『空にうかんだエレベーター』安房直子/幻想エレベーターとうさぎ 

安房直子さん『空にうかんだエレベーター』(夢の果てより)満月の 晩に また 会いましょうあらすじ&感想大きな町の子ども服のショーウィンドウに、セーターを着たうさぎが飾られました。ともちゃんは、このうさぎを毎日見に来ていたのです。すると、とつぜん、うさぎの声が聞こえてきたのです。「満月の 晩に また 会いましょう 」次の満月の晩に、こっそりと会いに行くと・・・。大好きなお話です。満月の夜に、ウサギさんに会いに行...

『新世界より 下』貴志祐介/崩れはじめたユートピア 呪力の末に・・・ 

貴志祐介さん『新世界より』下巻人類が手にしたのは、神の力か、悪魔の力か。見せかけの平和が いま崩れはじめるあらすじ&感想八丁標の外に出てはいけない―悪鬼と業魔から町を守るために、大人たちが作った忌まわしい伝説。いま伝説が、「実体」となって町に迫る。新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる。―「BOOK」データベースより―後半も一気読みでした。前回のレビューでも書き...

消えていく子供たち『新世界より 上』貴志祐介 

貴志祐介さん『新世界より』上巻ここは 汚れなき理想郷のはずだったあらすじ&感想子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。―「BOOK」データベースより―貴志さんの本は初めて読みました。『新世界より』は、おすすめSF小説という括りで誰もが挙げる一...

『じぶんだけの いろ』レオ=レオニ×谷川俊太郎/鮮やかな絵本の世界 

『じぶんだけの いろ』絵本ぼくらは どうしてもじぶんの いろを もてないんだろうか?レオ=レオニ (作・絵)谷川俊太郎 (訳)あらすじ&感想カメレオンは、ひとつの悩みをもっていました。「どうして他の動物と違って、自分の色がないのだろうか」。春になって、彼はすばらしい答えを見つけます。かわいいカメレオンはページごとに色が変わり、鮮やかに描かれています。「スイミー」でおなじみの、レオ=レオニの絵本です。自分の色が...

『寮生』一九七一年、函館。 今野敏 / 謎と恋と青春 

今野敏さん『寮生』一九七一年の函館に展開する謎と高校生活と、恋?あらすじ&感想有名男子進学高の寮で起きた転落死事件―事故か自殺か、それとも?「毎年、誰かが死ぬんだ」―事件と伝説の謎を追って1年生探偵団が活躍!一九七一年の函館に展開する謎と高校生活と、恋?―「BOOK」データベースより―今野さん、こんな小説も書くんだー。今野敏さんといえば・・・『隠蔽捜査』や安積さんシリーズ、碓氷弘一シリーズなど、バリバリの警察小説し...