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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Archive: 2016年04月

『なんにもできなかったとり』(絵本) 刀根里衣 / 幸せを求めて 

刀根里衣さん『なんにもできなかったとり』こんなぼくでもだれかの役に立てることがきっとある……あらすじ&感想なにをやってもうまくできない不器用な一羽のとり。そのとりは、当時、無力感を抱いていた作家自身でした。作品を手にしたイタリア人編集者が、ページを閉じた瞬間に出版を決めたという感動作。生きるとは何か、幸せとは何かを考えさせられる結末に、心が震えます。絵本作家・刀根里衣の原点であるイタリアデビュー作。...

『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン / ルナリアンとミネルヴァの行方 

ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』進化の謎を解き明かすSF巨編あらすじ&感想【星雲賞受賞作】月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。―「amazon」より―すごく...

『ロートレック荘事件』筒井 康隆 / 鮮やかな叙述トリック 

筒井康隆さん『ロートレック荘事件』銃声が二発! 夏の終わり、美しい洋館で 惨劇が始まる……。あらすじ&感想夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読...

『おじさんのかさ』(絵本) 佐野洋子 / 雨が降ったらポンポロロン 

佐野洋子さん絵本『おじさんのかさ』あめが ふったら ポンポロロンあめが ふったら ピッチャンチャンあらすじ&感想雨の日におじさんが出会った素敵なできごとりっぱなかさがぬれるのがいやで、かさをさそうとしないおじさん。ある雨の日、子どもたちの歌をきいたおじさんは、はじめてかさを広げてみました。すると……。昔読んだことがある『おじさんのかさ』。懐かしくなって借りてきました。確か学校の教科書か何かに掲載されてい...

『羊と鋼の森』宮下 奈都 / ピアノと調律師が奏でる安らぎの森 

宮下奈都さん『羊と鋼の森』ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。あらすじ&感想ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。―「BOOK」データベースより―2016年本屋大賞を受賞した『...

『青の炎』貴志 祐介 / 壊れていく心と孤独な闘い 

貴志 祐介さん『青の炎』こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか―あらすじ&感想家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根...

『折れた竜骨』米澤 穂信 / ソロンの戦いと散りばめられた謎 

米澤穂信さん『折れた竜骨』浮かび上がる容疑たち―父を殺したのは誰だ?あらすじ&感想ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の...

『ぼくのともだち』(絵本) とね さとえ / 離れていても一緒だよ 

刀根里衣(とねさとえ)さん『ぼくのともだち』絵本こんな たのしい まいにちがずっと ずっと つづきますように・・・あらすじ&感想ひとりぼっちのうさぎは、ある日迷子のたまごに出会います。ふたりは一緒に過ごし、うさぎはとても幸せでした。でもいつか別れの日がやってきます。大切な人との出会いと別れ、そして再会の物語。―「BOOK」データベースより―とても素敵な絵本。いっぺんに気に入ってしまいました!私のブログに訪問して下...

『6月31日の同窓会』真梨幸子 / 愛憎の末に・・・ 

真梨幸子さん『6月31日の同窓会』「案内状が届くと、死ぬ」その伝説が現実になったとき―こんな女子校、無理!!あらすじ&感想神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが―学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!女子校育ちの著者が、かさぶたを剥がしながらダーク過ぎる“女の園”を描く、ノンストップ・イヤ...

『暗幕のゲルニカ』原田マハ/アートにみるパブロ・ピカソの訴えと戦争 

原田マハさん『暗幕のゲルニカ』ゲルニカを消したのは誰だ?あらすじ&感想反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ”。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。大戦前夜のパリと現代のNY、スペインが交錯する、華麗でスリリングな美術小説。―「BOOK」データベースより―モダンアートを扱った『暗幕のゲルニカ』。前作『楽園のカンヴァス』があまりにも面...