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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Archive: 2016年06月

『虐殺器官』伊藤 計劃(けいかく)/虐殺の文法がもたらす平和と憎しみの世界 

伊藤 計劃さん『虐殺器官』地獄は頭のなかにある。だから逃れられないものだあらすじ&感想9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐...

『ゆめみる ひつじの おくりもの』(絵本)刀根里衣/いちばん大好きなこと 

刀根里衣さん『ゆめみる ひつじの おくりもの』だいじなことは、じぶんの いちばんだいすきなことを かんがえることあらすじ&感想ひつじのきょうだいはねむっているこどもたちにゆめをプレゼントします。どんなゆめかな?どんなゆめかな?じぶんのいちばんだいすきなことかんがえてごらん!―「BOOK」データベースより―ふわふわの羊さんが可愛い絵本。なんだか幸せな気分になりました。色使いがキレイで、優しさが溢れています。羊の兄...

『インタビューあんたねこ』くどうなおこ/100万分の1回のねこ 

第3話 、くどうなおこさん『インタビューあんたねこ』あんたねぇ それより ごはん たべない?「100万分の1回のねこ」よりあらすじ&感想あなたは だれですかときくと ねこは あんたねぇ といった「100万分の1回のねこ」3回目のレビューは、工藤直子さんの詩です。少しファンタジックで、楽しいリズム感がありました。1回読むと強く印象に残ります。タイトルの通りインタビューされた猫が答えていく形式なのですが、その答えが...

『図書館の魔女 下』高田大介/言語学者が描く言葉のファンタジー 

高田大介さん『図書館の魔女 』3、4巻第3部「文献学講義と糸繰る者達」第4部「円卓会議と双子座の館の対決」あらすじ&感想「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。二人だけの秘密が、互いの距離を近付けていく。だが、一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。迫る危険と渦巻く...

『図書館の魔女 上』高田大介/マツリカとキリヒトが奏でる指話の世界 

高田大介さん『図書館の魔女』1、2巻第1部「図書館の魔女と手の中の言葉」第2部「地下の羇旅と暗殺者の所在」あらすじ&感想鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。ファンタジー界を革新する大作、第45...

『ぼくを探しに』(絵本) シルヴァスタイン / 欠けたカケラ 

絵本『ぼくを探しに』―the missing piece―何かが足りないそれでぼくはたのしくない足りないかけらを探しに行くシルヴァスタイン (作)倉橋由美子 (訳)あらすじ&感想さあ どうぞシルヴァスタインのふしぎの世界へ。倉橋由美子がご案内します!この魅力的で心にしみるイラスト物語が、地球の上で、花のように、風のように読まれ続けているわけ――を、あなたも見つけてください。何かが足りないそれでぼくは楽しくない足りないかけらを...

『竹』岩瀬 成子 / 100万分の1回のねこ / 竹と私の世界 

第2話、岩瀬成子さん『竹』ほんとに、なんじゃろうね、猫ってさあ「100万分の1回のねこ」よりあらすじ&感想竹が帰って来ない―。飼い猫が行方不明になった。小学生の「わたし」と中学生の姉は竹の行方を探すのだが・・・。「100万分の1回のねこ」2回目のレビューは、岩瀬さんの短編です。飼い猫の行方がわからなくなり、懸命に探す姉妹。果たして「竹」は帰ってくるのでしょうか?気ままな猫初めて読んだ作家さんでした。この物語...

『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信 / 背筋がヒヤリ・・・すべてが覆る結末 

米澤穂信さん『儚い羊たちの祝宴』あらゆる予想は、最後の最後で覆される―。あらすじ&感想夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を...

『声の網』星 新一 / 電話の秘密と支配された未来 

星新一さん『声の網』なにか目に見えぬ存在に監視されているような気分なんですあらすじ&感想電話に聞けば、完璧な商品説明にセールストーク、お金の払い込みに秘密の相談、ジュークボックスに診療サービス、なんでもできる。便利な便利な電話網。ある日、メロン・マンション一階の民芸品店に電話があった。「お知らせする。まもなく、そちらの店に強盗が入る…」そしてそのとおりに、強盗は訪れた!12の物語で明かされる電話の秘密...