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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Archive: 2016年07月

『ヒポクラテスの誓い』中山七里/死体は真実を語るのか 

中山七里さん『ヒポクラテスの誓い』死体は真実を語るのか。あらすじ&感想栂野真琴は浦和医大の研修医。単位不足のため、法医学教室に入ることになった。真琴を出迎えたのは法医学の権威・光崎藤次郎教授と「死体好き」な外国人准教授キャシー。傲岸不遜な光崎だが、解剖の腕と死因を突き止めることにかけては超一流。光崎の信念に触れた真琴は次第に法医学にのめりこんでいく。彼が関心を抱く遺体には敗血症や気管支炎、肺炎とい...

『ことばのかたち』(絵本)おーなり由子/ことばの向こうの風景 

おーなり由子さん絵本『ことばのかたち』もしも話すことばが 目に見えたらどんなかたちを しているだろうあらすじ&感想もしも、言葉に形があったら・・・?それはどんな形をしているのだろう。色鮮やかな絵と詩のような文章で描かれた絵本。ことばの向こうの風景が見えてきます。もしも、言葉にかたちがあったら、それはどんな形をしているでしょうか?言葉によって救われることがあります。そういう時って、形はないけれどそのむこ...

『staph スタフ』道尾秀介/悲しく切ない不可逆性変化の罪 

道尾秀介さん『staph スタフ』ランチワゴンは疾走する。危険な中学生アイドルと、数学講師を乗せて。あらすじ&感想街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計をたてる女性、夏都。彼女はある誘拐事件をきっかけに、中学生アイドルのカグヤに力を貸すことに。カグヤの姉である有名女優のスキャンダルを封じるため、ある女性の携帯電話からメールを消去するという、簡単なミッションのはずだったのだが―。あなたはこの罪を救えます...

『おかあさんのところにやってきた猫』角田光代/100万分の1回のねこ 

第5話、角田光代さん『おかあさんのところにやってきた猫』もう生まれ変わらなくてもいいと思えるくらい、きちんと人を、何ものかを、愛したい「100万分の1回のねこ」よりあらすじ&感想お母さんのところにやってきた一匹の猫。家の中で幸せに過ごしていたが、あるとき、窓から外に出て初めて外の世界を知ってしまい・・・。とても温かい物語です。私がもし生まれ変わるとしたら、今度はどんな人生を歩みたいのか。ついつい、想像し...

『ラストナイト』薬丸岳/執念の復讐劇・・・そして切ないラストナイト 

薬丸岳さん『ラストナイト』彼が犯した最後の『罪』とは?あらすじ&感想菊池正弘が営む居酒屋「菊屋」に、古い友人で刑務所を出所したばかりの片桐達夫が現れた。かつてこの店で傷害事件を起こしてから、自身の妻とも離婚し、32年もの間に何度も犯罪に手を染めてきた男だ。獣のような雰囲気は人を怯えさせ、刺青に隠された表情からは本心が全くつかめない―。著者新境地!魂を震わす衝撃のミステリー。―「BOOK」データベースより―・・・...

『図書館の魔女 烏の伝言(つてこと)』高田大介/伝言に託された真実 

高田大介さん『烏の伝言』人を真実に導くのは"剣"か"魔法"か、それとも―?超弩級リブラリアン・ファンタジーあらすじ&感想大反響を呼んだメフィスト賞受賞作『図書館の魔女』に続くファンタジー巨編!囚われた姫君を助け出す―陰謀に荒む港町を山の民と兵士と、みなしごたちが駆け抜ける。―「BOOK」データベースより―『図書館の魔女』の続編である『烏の伝言』。本作も600ページ超えのボリューミーな一冊です。前作のレビューはこちら...

『賢者の愛』山田詠美/痴人か賢者か、女の愛憎を描いた復讐と悲劇の結末 

山田詠美さん『賢者の愛』私は私のやり方で、あなたの息子を愛してみせる。あらすじ&感想初恋の人を奪った親友の息子に、『痴人の愛』から「直巳」と名付けた真由子。22歳年下の直巳を手塩に掛けて“調教”し―。憧れ、嫉妬、そして復讐。谷崎潤一郎賞作家がおくる、絢爛豪華な愛憎劇がここに!―「BOOK」データベースより―これは1人の女の復讐劇でしょうか。 正直、あまり共感はできませんでした。でも真由子と直巳の関係って、それで...

『幸せな王子』オスカー・ワイルド×清川あさみ/自己犠牲の愛と「アート」な絵本 

『幸せな王子』だってぼくは、きみをほんとうにすきだから。オスカー・ワイルド (原作)清川あさみ (絵)金原瑞人 (訳)あらすじ&感想オスカー・ワイルドの童話『幸せな王子』がアーティスト清川あさみの糸や布、ビーズなどを使い緻密に縫いこまれた作品とともに新たな絵本となって現代によみがえる。―「BOOK」データベースより―「幸福な王子」って、ちゃんと読んだことなかったんですよね、そういえば。あらすじや内容は知っていまし...

『ある古本屋の妻の話』井上荒野/「100万分の1回のねこ」そばに いて ・・・ 

第4話、井上荒野さん『ある古本屋の妻の話』「この手紙、どうする?」「100万分の1回のねこ」よりあらすじ&感想夫は古本屋だ。買い取ったダンボールの奥に入っていた一通の手紙。それは遺書だった―。冷めきった夫婦間に嫌気をさしていた古本屋の妻は、ある賭けに出るのだが・・・。佐野洋子さん「100万回生きたねこ」に捧げるトリビュート作品集。4回目のレビューは井上荒野さんの短編です。初めて読む作家さん。「あっ、優しいな...

『ちいさなちいさな王様』アクセル・ハッケ/王様が教えてくれたこと 

『ちいさなちいさな王様』どうやら王様の世界では子供時代が人生の終わりにあるらしい。アクセル・ハッケ (作)ミヒャエル・ゾーヴァ (絵)あらすじ&感想ある日、ふらりと僕の部屋にあらわれた、僕の人差し指サイズの気まぐれな小さな王様。王様の言うところによると、どうやら彼の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。僕らのところとは違って…。―「MARC」データベースより―長きにわたって愛されてきた30万部突破のドイツ...