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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Tag: ファンタジー

『かがみの孤城』辻村深月 / ひとりで闘っている君へ。 

辻村深月さん『かがみの孤城』あなたを、助けたい。あらすじ&感想どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す――「BOOK」データベースより―一気読み必至!問答無用の著者最高傑作!・・・と、帯に書かれていました。辻村さんの本...

『囀る魚』アンドレアス・セシェ/現実と虚構が織りなすファンタジー 

アンドレアス・セシェさん『囀る魚』ドアの扉はどこか本の表紙に似ていますねあらすじ&感想内気な青年ヤニスはアテネ旧市街の古びた書店に迷い込み、神秘的な女店主リオに出会う。めくるめく読書の愉しみ、本の構造の不思議、古典の断片―ふたりの会話が尽きることはない。しかし、それも束の間、リオはふいに消息を絶つ。彼女は本当はいったいだれなのだろう。手がかりを探すヤニスが辿り着いた世界とは?現実と虚構と謎を織り込み...

『本を守ろうとする猫の話』夏川草介/本を愛する人々 

夏川草介さん『本を守ろうとする猫の話』お前は、ただの物知りになりたいのか?あらすじ&感想「お前は、ただの物知りになりたいのか?」 夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力...

『夜行』森見登美彦/永遠に続く夜と、ただ一度きりの朝 

森見登美彦さん『夜行』世界はつねに夜なのよあらすじ&感想僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「...

『星の民のクリスマス』古谷田奈月/物語の世界へ・・・ 

古谷田奈月さん『星の民のクリスマス』残酷でキュート、愛に満ちた冒険譚あらすじ&感想最愛の娘が家出した。どこへ?クリスマスに父が贈った童話の中へ。父は小さな娘を探すため小説世界へともぐりこむ…。残酷でキュート、愛に満ちた冒険譚。第25回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。―「BOOK」データベースより―本屋さんでふらふらーとしていて、目にとまった本です。『星の民のクリスマス』。表紙がとても可愛くて、読み始める...

『アライバル』ショーン・タン/文字のない絵本/想像の世界へ・・・ 

ショーン・タン『アライバル』The ARRIVAL文字のない絵本あらすじ&感想新たな土地に移民した者が、その土地で生まれ変わり、新生児のように成長していく。そこには過去の自分を捨てなければならない辛さと、新しい人生を歩むチャンスを手にした幸せとの両面がある。それをまるでサイレント映画のように一切の文字を使用せず表現した、究極の文字なし絵本。―「BOOK」データベースより―1文字もない絵本というのを初めて読みました。...

『図書館の魔女 烏の伝言(つてこと)』高田大介/伝言に託された真実 

高田大介さん『烏の伝言』人を真実に導くのは"剣"か"魔法"か、それとも―?超弩級リブラリアン・ファンタジーあらすじ&感想大反響を呼んだメフィスト賞受賞作『図書館の魔女』に続くファンタジー巨編!囚われた姫君を助け出す―陰謀に荒む港町を山の民と兵士と、みなしごたちが駆け抜ける。―「BOOK」データベースより―『図書館の魔女』の続編である『烏の伝言』。本作も600ページ超えのボリューミーな一冊です。前作のレビューはこちら...

『図書館の魔女 下』高田大介/言語学者が描く言葉のファンタジー 

高田大介さん『図書館の魔女 』3、4巻第3部「文献学講義と糸繰る者達」第4部「円卓会議と双子座の館の対決」あらすじ&感想「ことば」を身につけゆくキリヒトと、「ことば」を操る図書館の魔女・マツリカ。二人だけの秘密が、互いの距離を近付けていく。だが、一方で、周囲の強国との緊張関係は高まるばかり。発言力を持つがゆえに、一ノ谷と図書館は国内外から牽制され、マツリカを狙う刺客まで遣わされる。迫る危険と渦巻く...

『図書館の魔女 上』高田大介/マツリカとキリヒトが奏でる指話の世界 

高田大介さん『図書館の魔女』1、2巻第1部「図書館の魔女と手の中の言葉」第2部「地下の羇旅と暗殺者の所在」あらすじ&感想鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった―。ファンタジー界を革新する大作、第45...

『折れた竜骨』米澤 穂信 / ソロンの戦いと散りばめられた謎 

米澤穂信さん『折れた竜骨』浮かび上がる容疑たち―父を殺したのは誰だ?あらすじ&感想ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の...

『過ぎ去りし王国の城』宮部みゆき/虜になるファンタジー世界 

宮部みゆきさん『過ぎ去りし王国の城』 居場所なんか、どこにもなかった― あらすじ&感想ひょんなことから中世ヨーロッパの古城のデッサンを拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。真は美術部の珠美にアバターを依頼する。冒険するうちに、パクさんと出会い、塔の中にひとりの少女が閉じ込められていることを発見する。それが十年前のとある失踪事件に関連...

『おさんぽ』江國香織&こみねゆら / お皿との素敵な出会い 

江國香織さん『おさんぽ』 散歩ってほんとにおもしろい あらすじ&感想レースのたくさんついたスカートを手に入れたおんなのこは、散歩にでることにしました。そこに現れたのは一枚の古いお皿・・・。江國香織+こみねゆらのコンビが、愛をこめて贈る最高のファンタジー絵本。こみねゆらさんの絵が可愛い。この絵本は、江國さんが描く『すきまのおともだちたち』の前のお話です。はじめに『すきまのおともだちたち』を読みましたが、...

『少年アリス』(改造版) 長野まゆみ / 美しい言葉に魅入られて 

長野まゆみさん『少年アリス』(改造版) 繊細で美しいことばで綴るファンタジーの世界へあらすじ&感想夜の学校をのぞいてごらん。今夜も少年たちが夜空に星をぬいつけているよ。『少年アリス』改造版。素敵なファンタジーですね。「理科室」や「カラスウリ」「二人の少年」など、宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』を思い描くような物語でした。私が読んだのは『少年アリス』改造版で、『少年アリス』を大幅に改稿したものです。改稿...

『すきまのおともだちたち』江國 香織 / 永遠のおんなのこ 

江國 香織さん『すきまのおともだちたち』永遠の「おんなのこ」と素敵な「すきま」の世界あらすじ&感想旅先で「すきま」に迷い込んだ私を助けてくれたのは、小さな女の子とおしゃべりなお皿。元の世界へ戻れない私と、不思議な魅力に満ちた彼女たちとの間には、いつしか友情が芽生えるが・・・。本のタイトルと、こみねゆらさんの挿絵が素敵でした。唐突に「すきま」の異世界に迷いこむファンタジー。切なく、それでいてワクワクする...

『月の船でゆく』長野 まゆみ / 回転木馬の思い出とココレット 

長野まゆみさん『月の船でゆく』パパと海辺の街へ行って回転木馬に乗った・・・・・一周に一度、ぼくたちは出逢って手をふるあらすじ&感想「…ぼくは月から来たんです。パパを探しに。」17歳のジャスは不思議な少年・ティコに出会う。回転木馬の調べにのって、少年をめぐる輪舞曲がはじまった―。もうすぐ父の日です。何を贈ろうかとソワソワし始めた私ですが、そんな時ふいに思い出した本がありました。長野まゆみさんの『月の船でゆ...