Welcome to my blog

*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


Total:
現在:

Tag: SF

『ふたつの星とタイムマシン』畑野智美/ワクワクするパラレルワールド 

畑野智美さん『ふたつの星とタイムマシン』そこは、ロボットもタイムマシンもある世界―あらすじ&感想 あらすじタイムマシンなんてあるはずがない。でも、もし戻るなら2011年のあの日しかない―!美歩は過去の自分に大切なことを伝えるため、大学の研究室にあった謎の物体に乗り込んでみる…(「過去ミライ」)ほか、「超能力アイドル」を目指してテレビ出演をする女子中学生(「自由ジカン」)、家庭用ロボットを手に入れた男子大学生た...

『夢みる葦笛』上田 早夕里 / 誰も見たことがない驚異に満ちた世界 

上田 早夕里さん『夢みる葦笛』誰も見たことがない、驚異に満ちた世界がここにある―あらすじ&感想日本SF大賞受賞作家、上田早夕里の真骨頂!妖しくも宝石のごとく魅力を放つ珠玉の傑作短編集!!人工知性、地下都市、パラレルワールド、人の夢―あなたの想像を超える全10編を収録!!―「BOOK」データベースより―初めて読む作家さんですが、かなりハイレベルな小説でした。ジャンルで言うとSF。10編からなる短編集です。そのどれもが完璧...

『タイムマシンでは、行けない明日』畑野智美/ねじれた過去と未来 

畑野智美さん『タイムマシンでは、行けない明日』十五歳の僕は、死んだ。でも、僕は生きている。あらすじ&感想ロケットの発射台がある、南の島。高校1年生の丹羽光二には、長谷川葵という気になる同級生がいた。彼女は初デートの日、「ロケット飛ばして、金星まで会いにきて!」という言葉を最後に、光二の前から永遠に姿を消した、はずだったが―。もう一度、会いたい!恋した少女を救うため、タイムマシンに乗って、“あの日”を変え...

『錆びた太陽』恩田陸/シュールな未来と人間のようなロボット 

恩田陸さん『錆びた太陽』原発事故で汚染された地域を巡回するロボットたち。彼らのもとに、ある日、謎の女が現れた。あらすじ&感想「最後の事故」で、人間が立ち入れなくなった地域をパトロールしているロボット「ウルトラ・エイト」。 彼らの居住区に、ある日、人間が現れた。 国税庁から来たという20代の女性・財護徳子。 人間である彼女の命令に従わざるを得ないロボットたち……。 彼女の目的は一体何なのか? 恩田陸の想像力が...

『クリムゾンの迷宮』貴志祐介/生き残りを賭けたゼロサムゲーム 

貴志祐介さん『クリムゾンの迷宮』火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。あらすじ&感想火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―!―「BOOK」データベースより―これは面白い!ちょっぴり怖かったけど、世界観に浸れてスラスラと読めてしまいます。貴志さんの世界観、やはりすごいで...

『ハーモニー』伊藤計劃/人間の意志と完璧なハーモニー 

伊藤計劃さん『ハーモニー』天国なるものがこの世のどこかにあるとしたら、これこそが望みうる最高に近い状態なのだろう。あらすじ&感想「一緒に死のう、この世界に抵抗するために」―御冷ミァハは言い、みっつの白い錠剤を差し出した。21世紀後半、「大災禍」と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は医療経済を核にした福祉厚生社会を実現していた。誰もが互いのことを気遣い、親密に“しなければならない”ユートピア。体内を常時監...

『巨人たちの星』J・P・ホーガン/テューリアンとジェヴレン人の宇宙戦争 

ジェイムズ・P・ホーガン『巨人たちの星』この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いないのですあらすじ&感想冥王星の彼方から届く〈巨人たちの星〉のガニメアンからの通信は、地球人の言葉で、データ伝送コードで送られてきている。ということは、この地球がどこからか監視されているに違いない……それも、もうかなり以前から!! 前2作で提示された謎のすべてが見事に解き明かされる。《巨人たちの星》シリー...

『虐殺器官』伊藤 計劃(けいかく)/虐殺の文法がもたらす平和と憎しみの世界 

伊藤 計劃さん『虐殺器官』地獄は頭のなかにある。だから逃れられないものだあらすじ&感想9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐...

『時をかける少女』筒井康隆 / 甘く切ないラベンダーの記憶 

筒井康隆さん『時をかける少女』じゃあ、いってしまおう。きみが、好きになったからさあらすじ&感想放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な...

『ガニメデの優しい巨人』JPホーガン/ガニメアンとミネルヴァの謎 

ジェイムズ・P・ホーガン『ガニメデの優しい巨人』かつて存在していた惑星ミネルヴァ。そこで何が起こったのか?あらすじ&感想木星の衛星ガニメデで発見された異星の宇宙船は二千五百万年前のものと推定された。ハント、ダンチェッカーら調査隊の科学者たちは、初めて見る異星人の進歩した技術の所産に驚きを禁じ得ない。そのとき、宇宙の一角からガニメデ目指して接近する物体があった。遥か昔に飛びたったガニメアンの宇宙船が...

『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン / ルナリアンとミネルヴァの行方 

ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』進化の謎を解き明かすSF巨編あらすじ&感想【星雲賞受賞作】月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。―「amazon」より―すごく...

『新世界より 下』貴志祐介/崩れはじめたユートピア 呪力の末に・・・ 

貴志祐介さん『新世界より』下巻人類が手にしたのは、神の力か、悪魔の力か。見せかけの平和が いま崩れはじめるあらすじ&感想八丁標の外に出てはいけない―悪鬼と業魔から町を守るために、大人たちが作った忌まわしい伝説。いま伝説が、「実体」となって町に迫る。新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる。―「BOOK」データベースより―後半も一気読みでした。前回のレビューでも書き...

消えていく子供たち『新世界より 上』貴志祐介 

貴志祐介さん『新世界より』上巻ここは 汚れなき理想郷のはずだったあらすじ&感想子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。―「BOOK」データベースより―貴志さんの本は初めて読みました。『新世界より』は、おすすめSF小説という括りで誰もが挙げる一...

『ターン』北村 薫【時と人】3部作 / ずっと君を待っている 

北村薫さん『ターン』ターン、ターン。その繰り返し。でも、いつかはリターンしたい。帰りたい。あらすじ&感想真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのま...

『スキップ』北村 薫【時と人】3部作 / 残酷な時のいたずら 

北村 薫さん『スキップ』わたしは、ひとつの物語である。誰もが一冊の本であるように。あらすじ&感想昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたしは家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わたしは一体どうなってしまったのか。独りぼっちだ―でも、わたしは進む。心...