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*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

読書感想ブログです。たまにネタバレするかもしれません。ホームベーカリーGOPANのレシピも扱っています。


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Category: 江國 香織

『ホテル カクタス』江國香織 / 過ぎゆく時と切なくも楽しい日常 

江國香織さん『ホテル カクタス』世の中に、不変なるものはないんだあらすじ&感想 あらすじ街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角には数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑しくてすこし哀しい日々が、穏やかに過ぎて行きました…。メルヘンのスタイルで「日常」を描き、生きることの本質をみつめた、不思議でせつ...

『なかなか暮れない夏の夕暮れ』江國香織/ページをめくる官能と幸せなひととき 

江國香織さん『なかなか暮れない夏の夕暮れ』「人生」と「読書」が織りなす幸福なとき。あらすじ&感想本ばかり読んでいる稔、姉の雀、元恋人の渚、娘の波十、友だちの大竹と淳子…。切実で愛しい小さな冒険の日々と頁をめくる官能を描き切る、待望の長篇小説。―「BOOK」データベースより―江國さんの本を読むと、無意識のうちに「華子」を探している自分がいます。『落下する夕方』の華子です。特に自由奔放な女の人がでてくると、華...

『パンプルムース!』江國香織&いわさきちひろ / 癒しの詩画集 

江國香織 さん&いわさきちひろ さん『パンプルムース!』グレープフルーツのことをフランスごではパンプルムースっていうのよ本の紹介&感想 江國香織&いわさきちひろ、はじめてのオールひらがな詩画集。 江國さんはこのタイトルの理由を「あかるくて、くっきりしたタイトルで、へんに意味を持ってしまわないものがいい」という気持ちからつけたそうです。読み手に自由に解釈をしてほしい、という気持ちが伝わってきますね。澄ん...

『デューク』江國 香織 / 最後に伝えたかった言葉 

江國香織さん『デューク』「僕もとても、愛していたよ」あらすじ&感想私のデュークが死んでしまった―。愛犬を亡くし涙の止まらない私が出会った深い目の色をした「彼」。クリスマスソングが流れる12月の街で起こる奇跡。このストーリーは、『つめたいよるに』に収められています。過去にセンター試験に全文が掲載され、試験の最中なのに泣き出してしまった人たちがいた、と話題になりましたね。その気持ちがわかります。何度読ん...

『きらきらひかる』江國 香織 / 銀のライオンと純度100%の愛 

江國香織さん『きらきらひかる』 どうして このままじゃいけないのかしら。このままでこんなに自然なのに あらすじ&感想私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは?傷つき傷つけられながらも、愛する...

『おさんぽ』江國香織&こみねゆら / お皿との素敵な出会い 

江國香織さん『おさんぽ』 散歩ってほんとにおもしろい あらすじ&感想レースのたくさんついたスカートを手に入れたおんなのこは、散歩にでることにしました。そこに現れたのは一枚の古いお皿・・・。江國香織+こみねゆらのコンビが、愛をこめて贈る最高のファンタジー絵本。こみねゆらさんの絵が可愛い。この絵本は、江國さんが描く『すきまのおともだちたち』の前のお話です。はじめに『すきまのおともだちたち』を読みましたが、...

『すきまのおともだちたち』江國 香織 / 永遠のおんなのこ 

江國 香織さん『すきまのおともだちたち』永遠の「おんなのこ」と素敵な「すきま」の世界あらすじ&感想旅先で「すきま」に迷い込んだ私を助けてくれたのは、小さな女の子とおしゃべりなお皿。元の世界へ戻れない私と、不思議な魅力に満ちた彼女たちとの間には、いつしか友情が芽生えるが・・・。本のタイトルと、こみねゆらさんの挿絵が素敵でした。唐突に「すきま」の異世界に迷いこむファンタジー。切なくそれでいてワクワクするよ...

『ねぎを刻む』江國 香織 / 孤独と向き合う方法 

江國香織さん『ねぎを刻む』孤独な夜はねぎを刻むあらすじ&感想孤独が押し寄せるのは突然だ。あっと思ったときにはもう遅い。そんなとき、人はどうしているのだろう。『つめたいよるに』に収められている短編。ぽっかり空いた時間に、ふと思い出す物語があります。江國香織さんの『つめたいよるに』に収録されている短編「ねぎを刻む」です。今まで読んだ江國さんの本の中では強烈に印象に残っているお話です。同じ本の中には「デ...

『落下する夕方』江國 香織 ☆ 誰もが好きになる華子の魅力  

江國 香織さん『落下する夕方』まわりのもの全部から、ただ逃げてるの。はやくゲームオーバーにならないかなぁって、いつも思ってた。あらすじ&感想8年間一緒だった健吾が家を出た。原因は女だった。そんな梨果の元に突然押しかけてきた、健吾の新しい恋人・華子。梨果は、彼女の不思議な魅力にとりつかれていく。愛しきることも憎みきることもできない奇妙な三角関係。どこか温かで切ない物語。初めて読んだのは 私が学生の頃で...