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『その鏡は嘘をつく』薬丸 岳 ☆ 検事と刑事の推理が炸裂

*ひだまりさん日記* ~晴れ 時々 読書とパン~

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『その鏡は嘘をつく』薬丸 岳 ☆ 検事と刑事の推理が炸裂 

薬丸岳さん
『その鏡は嘘をつく』

愛情が憎しみに変わるとき―
心の奥に隠された真実とは。


あらすじ&感想


エリート医師が自殺した。その場所は鏡に囲まれた奇妙な部屋だった。その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。 検事・志藤 清正は現場の状況から他殺の可能性があると思い、独自に捜査を進める。その頃、東池袋署の刑事・夏目 信人は、小さな手がかりを見つけていた。






私にとっては2冊目の薬丸岳さんです。
志藤検事と夏目刑事の推理が交互に展開されます。
どちらも魅力的な登場人物ですね。
特に夏目刑事のファンになってしまいそう。

夏目刑事、『刑事のまなざし』が第一作目なんですね。
・・・そのうち読みたいです。

『その鏡は嘘をつく』は、犯人らしき人が早めに逮捕されてしまいます。
まだページ数が半分くらいだけど・・・と思いましたが、見事な展開ですね。
次々と変わる推理に目を奪われます。

徐々に隠された真実が明らかになっていく。


最後に本当の動機が明らかになるという趣向は、東野圭吾さんの『悪意』を思わせる作品です。
嘘に嘘を重ねて・・・
でもその嘘は誰かを守るためのもの。
そこに感動すら覚えました。

人の心を深く描いた物語。

この本に出てくる一人の青年は、ある出来事をキッカケに鏡が怖くなります。
ある出来事というのは、犯人の動機に深く関わってくるのですが・・・。

鏡というのは不思議なものです。
自分の姿が時には元気に見えたり、疲れている時にはやつれて見えたりしますね。

朝起きて顔を洗う時には寝ぼけた自分がいて、
家を出るときにはピっとしている自分がいて、
仕事場の鏡には微笑む自分がいて・・・。
いろんな自分を発見します。

普段何気なく覗いている鏡ですが、その時の自分の心が映し出されているんだろうな・・・という気がします。
仕事柄、鏡に囲まれた環境にいる私。
この本を読んでいて、ふと思いました。


薬丸さんの作品は、司法制度に関する本が多いような気がします。
でも『その鏡は嘘をつく』は、また趣きの違ったものでした。
すごく面白い物語というわけではなかったですが。
検事と刑事のキャラにとても好感が持てて、またこの2人の推理が炸裂するお話を読みたいと思わせる作品です。

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薬丸岳, 夏目刑事, 医師,

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